「教員の生涯年収っていくらぐらいだろう?」
「教員の生涯年収ってほぼ決まってるから、それ以上に稼ぐことってできないのかな?」
という疑問をもっている先生も多いのではないでしょうか?
この記事では、令和3年度の最新データを元に、教員の生涯年収を計算しました。
- 小・中学校教員の生涯年収・月収・ボーナス・年収・退職金
- 高校教員の生涯年収・月収・ボーナス・年収・退職金
- もっと稼ぐ方法3選
記事を読むことで、教員の生涯年収と、さらに稼ぐための方法がわかるようになりますよ。
教員の生涯年収はいくら?
令和3年度の総務省「地方公務員給与の実態」の数値を使って、教員の生涯年収を計算しました。
計算は以下の条件でしています。
- 生涯年収=年収の合計(月収+ボーナス)+定年退職金で計算
- R3総務省のデータ(平均値)を参照
- 大学卒で、定年まで働いたことを想定
- 月収は「平均地域手当と平均扶養手当」を含めた数値で計算
データは総務省「令和3年 地方公務員給与の実態」、総務省「給与・定員等の調査結果等」を参考にしています
小・中学校教員と高校教員の生涯年収を見ていきましょう。
小学校・中学校教員の生涯年収
小学校・中学校教員の生涯年収はズバリ…
2億6,400万円
ぐらいです。
実際は、いろんな手当がプラスされるのでもう少し高くなると予想されます
高校教員の生涯年収
高校教員の生涯年収は、スバリ…
2億6,800万円
今回は地域手当と扶養手当の平均のみを考慮して計算しましたが、
高校は小・中学校と比べてもらえる手当が多い傾向にあるので、さらに多くもらえることが予想されます。
小・中学校よりも多くもらえることになりそうだね
他の仕事との生涯年収比較
教員以外の仕事の生涯年収はどれぐらいなのでしょうか。
地方公務員・国家公務員・民間の平均生涯年収を計算してみました。
- 小・中学校教員:2億6,400万円
- 高校教員:2億6,600万円
- 地方公務員(一般行政職):2億4,200万円
- 国家公務員(行政職):2億6,000万円
- 民間(男性):2億7,000万円
- 民間(女性):2億2,000万円
他の地方公務員と比べると、教員の方が多く貰えそうだね!
小学校・中学校教員の平均給与
総務省R3年のデータを元に、小・中学校教員の
- 月収
- ボーナス
- 年収
- 退職金
- 生涯年収
の平均を計算しました。
計算は全て以下の条件で行っています。
- 生涯年収=年収の合計(月収+ボーナス)+定年退職金で計算
- R3総務省のデータ(平均値)を参照
- 大学卒で、定年まで働いたことを想定
- 月収は「平均地域手当と平均扶養手当」を含めた数値で計算
データは総務省「令和3年 地方公務員給与の実態」、総務省「給与・定員等の調査結果等」を参考にしています
月収
令和3年度の年齢別平均月収は、以下のとおりです。
年齢別平均月収(地域手当+扶養手当込)
年齢 | 平均月収 |
---|---|
22〜23歳 | 24万8,800円 |
23〜24歳 | 25万5,400円 |
24〜25歳 | 26万3,400円 |
25〜27歳 | 27万7,700円 |
27〜29歳 | 30万 |
29〜31歳 | 32万4,500円 |
31〜36歳 | 36万3,000円 |
36〜41歳 | 40万5,500円 |
41〜46歳 | 43万2,900円 |
46〜51歳 | 45万500円 |
51〜56歳 | 45万9,300円 |
56〜 | 46万1,600円 |
小・中学校教員の給料は、「住んでいる地域の違い」「都道府県・指定都市等の違い」「もらっている手当の違い」などによって変わります。
通勤手当や住居手当などを含んでいないので、実際はもう少し多めにもらっている人も多いのではないでしょうか。
ボーナス
令和3年度の年齢別平均ボーナス(年額)は、以下の通りです。
年齢別平均ボーナス(年額)
年齢 | 平均ボーナス(年額) |
---|---|
22〜23歳 | 110万7,300円 |
23〜24歳 | 113万6,500円 |
24〜25歳 | 117万2,300円 |
25〜27歳 | 123万5,800円 |
27〜29歳 | 133万5,378円 |
29〜31歳 | 144万4,300円 |
31〜36歳 | 161万5,600円 |
36〜41歳 | 180万4,500円 |
41〜46歳 | 192万6,400円 |
46〜51歳 | 200万5,000円 |
51〜56歳 | 204万4,100円 |
56〜 | 205万4,300円 |
ボーナスは「(月額給料+地域手当+扶養手当)×4.45」で計算しています。
おお〜!やっぱりボーナスは嬉しいよね♪
年収
令和3年度の年齢別平均年収は、以下のとおりです。
年齢別平均年収
年齢 | 平均年収 |
---|---|
22〜23歳 | 409万3,500円 |
23〜24歳 | 420万1,500円 |
24〜25歳 | 433万3,800円 |
25〜27歳 | 456万8,400円 |
27〜29歳 | 493万6,300円 |
29〜31歳 | 533万9,100円 |
31〜36歳 | 597万2,500円 |
36〜41歳 | 667万,500円 |
41〜46歳 | 712万1,400円 |
46〜51歳 | 741万1,800円 |
51〜56歳 | 755万6,500円 |
56〜 | 759万4,200円 |
年収は「月収×12+ボーナス」で計算しています。
おおー!確かにこれぐらいかも(もうちょい多くもらってるかも)
教員は年功序列なので、長く働けば働くほど、年収もアップしていきますね。(良いか悪いかはここでは議論しませんが)
退職金
令和3年度の小・中学校教員の平均定年退職金は、2,234万8,000円でした。
退職金はここ数年でどんどん下がっていっているのが悲しいです。
総務省の「給与・定員等の調査結果等」より、平均を筆者が計算し作成
12年前と比べて600万円も下がってる!!
今後増えることを期待したいですね。
生涯年収
小・中学校教員の生涯年収は、記事最初にお伝えしたとおり「2億6,400万円」です。
残念ながら、この10年ぐらいで教員の平均給料や平均退職金が下がり、生涯年収も下がってきています。
労働環境は過酷になる一方なのに…!!
教員の待遇アップに期待したいところですが、なかなか難しい問題ですよね…。
まとめ:教員の生涯年収は2億6,000円前後
R3のデータを元に、教員の生涯年収を計算して紹介しました。
- 小・中学校教員の生涯年収は、約2億6,400万円
- 高校教員の生涯年収は、約2億6,800万円
どうでしょうか?
思っていたよりも多かったですか?それとも少なかったですか?
もし、今お金のことで悩んでいるのであれば、こちらの記事をチェックしてみてくださいね↓