「教員10年目の給料手取り額ってどれぐらいなんだろう?」
「実際の給料明細を見てみたい!」
と思っている先生も多いのではないでしょうか。
教員の給料はある程度決まっているとはいえ、他の人が手取りでどれぐらいもらっているのか気になりますよね。
特に20代の先生は、自分が30代になったときにどれぐらい給料がもらえるのか知っておきたい人も多いことでしょう。
この記事では、実際の給料明細を公開しながら、以下のことを紹介します。
- 教員9年目・10年目の給料手取り額
(私の給料明細・妻の給料明細) - 教員の手取り額予想〜年齢別一覧表〜
記事を読んで、10年目教員の手取り額を確認していきましょう。
(そもそも給料明細の見方がわからない…という方は先にこちらの記事を>>)
教員10年目の給料手取り額は30万円
教員10年目の先生はどれぐらいの「手取り」をもらえるのでしょうか。
ここでは、私の「9年目」と「10年目」の手取り額を給料明細を見ながら公開しちゃいますね。
9年目の給料明細(通常)
こちらは、教員9年目の給料明細(2月)です↓
- 支給総額:370,680
- 給料(基本給):303,500
- 教職調整額:12,140
- 扶養手当:20,000
- 地域手当:15,540
- 通勤手当:15,200
- 教員特別手当:4,300
- 控除額計:-86,253
- 差引支給額(手取り):284,427
9年目の公立小学校教員の手取りは28万4,427円でした
ちなみに、このときの手取り額を基本給と比べてみると
基本給(303,500円)−9.4%≒手取り(284,427円)
という感じですね。
この年の手取りは、基本給-9%ぐらいだったってことね
(この計算、のちほど出てきます)
9年目の給料明細(ボーナス)
続いて、9年目にもらった冬のボーナスの手取り額はこちら↓
- 支給総額:823,280
- 期末手当:488,563
- 勤勉手当:334,717
- 控除額計:-174,949
- 差引支給額:648,331
9年目の公立小学校教員のボーナス手取りは64万8,331円でした
10年目の給料明細(通常)
次は、10年目(1月)の手取り額を見ていきましょう↓
- 支給総額:390,194
- 給料(基本給):325,091
- 教職調整額:12,552
- 扶養手当:26,500
- 地域手当:6,351
- 通勤手当:15,200
- 教員特別手当:4,500
- 控除額計:-84,533
- 差引支給額(手取り):305,661
基本の給料が去年より2万円上がってるのって、何かバグってない?
一般的には、1年間で8,000円ぐらい給料額UPするのが普通ですよね。
おそらくこの年は人事評価の成績区分がAになった翌年だったから、その分の給与が上がったんじゃないのかな?と思います。
(↑コレしか心当たりがありません)
10年目の公立小学校教員の手取りは30万5,661円でした
ちなみに、この年の基本給と手取りを比べてみると、
基本給(325,091円)−9.4%≒手取り(305,661円)
という感じですね。
この年の手取りは、「基本給-9%」ぐらいだったってことね
(この計算、のちほど出てきます)
10年目の給料明細(ボーナス)
続いて、10年目の夏のボーナス(6月)を見ていきましょう↓
- 支給総額:862,099
- 期末手当:505,835
- 勤勉手当:356264
- 控除額計:-183,225
- 差引支給額:678,874
10年目の公立小学校教員のボーナス手取りは67万8,874円でした
教員の100万円節約術4ステップはこちら >>隣の県の教員(妻)の手取り額は◯万円
私の妻も教員をしています。
妻は隣の県で勤めているので、若干給与体系が異なります。
せっかくなので、妻(号級2-68の頃)の手取りも見てみましょう。
通常
- 支給総額:349,836
- 給料(基本給):325,900
- 教職調整額:13,036
- 通勤手当:6,100
- 教員特別手当:4,800
- 控除額計:-56,693
- 差引支給額(手取り):293,143
2-68の公立小学校教員の手取りは29万3,143円でした
ちなみに、この年の基本給と手取りを比べてみると、
基本給(325,900円)-9%≒手取り(293,143円)
という感じですね。
この年の手取りは、基本給-9%ぐらいだったってことね
(この計算、のちほど出てきます)
ボーナス
- 支給総額:777,601
- 期末手当:444,852
- 勤勉手当:332,749
- 控除額計:-151,581
- 差引支給額:626,020
2-68の公立小学校教員のボーナス手取りは62万6,020円でした
都道府県が違うと、若干給与体系が違いますが、だいたい似たりよったりですね。
教員の給料ボーナス額のざっくり計算方法を知りたい人は、こちらもチェック↓
教員の手取り額を年齢別に予想してみた
ここまで、私と妻の給料手取りを見てきました。
私と妻の手取りで、だいだい共通していたのが
基本給 – 約9%=手取り
ということでした。
- 私(9年目):基本給(303,500円)− 9.4% ≒ 手取り(284,427円)
- 私(10年目):基本給(325,091円)− 9.4% ≒ 手取り(305,661円)
- 妻(12年目?):基本給(325,900円)− 9% ≒ 手取り(293,143円)
ほぉ。手取りの金額は、基本給よりも少し減った額になることが多いんだね
一概に「基本給−9%」なんてことは言えませんが、私と妻がたまたま「−9%」になったので、それを使って年齢別手取り予想額を出してみますね。
教員の年齢別手取り予想額
どのように手取り額を予想したのかは、表の下の説明をご覧ください。
年齢 | 手取り予想額 (基本給-9%) |
---|---|
22歳 | 194,922円 |
25歳 | 214,509円 |
30歳 | 255,962円 |
35歳 | 290,255円 |
40歳 | 321,266円 |
45歳 | 347,417円 |
50歳 | 370,692円 |
55歳 | 377,097円 |
・基本給は、全国平均に近づけるため、令和5年教員の年収ランキング24位※の熊本県の給料表を元に設定
・大学卒業後即採用の教員を想定
・手取り予想額は「基本給−9%」で計算
もちろんそれぞれの自治体や、みなさんの状況によって手取り額は変わるので、あくまでも「目安」としてご覧くださいね。
教員の給料全国ランキングが気になる人は、こちらもチェック↓
まとめ:教員の手取り額は「基本給−数%」ぐらい貰える
教員の手取り額について、「実際の手取り額」とそこから予想できる「年齢別手取り額」を紹介してきました。
まとめると、
- 私の10年目の頃の手取りは30万円ほど
- 手取り額は「基本給−数%」ぐらいになることが多い
あなたの手取り額はどれぐらいでしょうか?
ぜひ給料明細をチェックしてみてくださいね。