「教員の給料って毎年何月にUPするんだろう?」
「1年間でどれぐらい昇給するのかも知りたいな」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
今すぐ答えを知りたい人向けに、先に結論を言っておくと
- 教員の給料は毎年1月にUPする
- 1年間の昇給で約8,000円ほど上がる
ということになります。
この記事では、毎年の教員の給料UPのタイミングや昇給額、その他の給料UPのタイミングについて紹介します。
- 教員の給料が上がるタイミング
- 教員の昇給額について
- 毎年の昇給以外で給料がUPするタイミング
昇給での給料が上がるタイミングではなく、「教職調整額10%以上引き上げのタイミング」が気になっている方は、こちらをご覧ください↓
教員の給料が上がるタイミングはいつから?
教員の給料は経験年数に応じて、毎年上がっていきます。
上がるタイミングは、ズバリ1月です。
え?年度の途中で上がっちゃうんだ
これまでもらった給料明細が手元にある人は見てほしいのですが、
12月→1月になったタイミングで給料明細の「等級・号給」が上がっているのが確認できると思います。
つまり、教員の給料が上がるタイミングは、4月ではなく1月なのです。
お年玉もらった気分になるね〜
教員の給料の昇給はどれぐらい上がるの?
では、教員の給料は1月になったらどれぐらい上がるのでしょうか。
基本的に、教員の号給(給料に関係する数値)が1年間で4号給上がります。
都道府県や年齢にもよりますが、4号給UPで約8,000円ぐらい給料が増えます。
(50代を過ぎると、金額の上がり幅が少なくなります)
具体例があった方がわかりやすいので、東京都の給料表を元に説明しますね。
現在、東京都で「2級-23号給」の先生がいたとします。
基本給22万8,100円やな
その先生は、次の1月になったタイミングで、4号給UPした「2級-27号給」に昇格します↓
さらに次の1月になったタイミングで、4号給UPした「2級-31号給」へ昇格します↓
なるほど、3ヶ月ごとに1号給ではなく、1年で一気に4号給上がるんだな
このような感じで、毎年1月に4号給・約8,000円ずつ給料が上がっていくのです。
教員の給料は割に合わないってホント?↓
毎年の昇給以外で教員の給料が上がるタイミングは?
では、毎年の昇給以外で、教員の給料が上がることはないのでしょうか。
実は、毎年の昇給以外でも上がるタイミングはありますよ。
3つのケースを見ていきましょう。
管理職試験
教員は、管理職試験に合格して管理職になると、給料が上がります。
管理職などになると、給料表の「等級」が変わります。
仮に、東京都で校長になったら、6級に上がるということですね↓
おお…!一気に給料が上がるやん(ジュルリ)
扶養手当などの各種手当
他にも給料が上がるタイミングとして、扶養手当などの各種手当がつくことが挙げられます。
(「給与=給料+手当」のことなので、正しくは「給与が上がるタイミング」になりますが)
具体的には、
- 引っ越しで通勤距離が長くなった
→通勤手当UP - 扶養家族が増えた
→扶養手当UP - 学年主任などの役職を与えられた
→主任手当がUP
などのようなケースですね。
そこまで大幅に増えることはありませんが、手当がもらえるのは嬉しいですよね。
教員の給料明細の見方や手当の種類について詳しく知りたい人は、こちらもチェック↓
もうすく教職調整額がUPするかも?
2024年、教育界にビッグニュースが飛び込んできました。
1971年に制定された給特法により導入された「教職調整額」※。
※教職調整額を超ざっくり説明すると「基本給の4%分がもらえる代わりに、残業代がいっさいでない仕組み」のこと
その教職調整額を10%以上引き上げると文部科学省が言い出したのです。
「給特法の撤廃じゃないんかーい!」
「財源はどこにあるんじゃーい!」
などと各地で議論が巻き起こっていますが、果たして本当に実現するのでしょうか?
詳細はこちらにまとめました↓
そもそも教員の残業代や教職調整額のことについて知りたい人はこちら↓
まとめ:教員の給料が上がるタイミングは毎年1月|4号給UP
教員の給料が上がるタイミングについて解説してきました。
まとめると、
- 教員の給料が上がるタイミングは毎年1月
- 基本的に1年間で4号給(約8,000円)ずつ上がる
- 毎年の昇給以外では「管理職試験」「各種手当」などでUPする
- もうすぐ教職調整額が10%以上上がるかも?
次の給料アップを楽しみにしておきましょう!